
こんにちは、あまがみ@bianchilupo0805です!
いつもあまがみブログをご覧頂きありがとうございます。
ゴルフクラブを選ぶとき、「クラブスペック」を見て性能を判断する場合が多いですよね?でも、実際は…

クラブスペック何となくはわかるけど、実際なんなの?
と思っている方も多いと思います。
そこでクラブスペックを少しでも理解できるように、まとめてみようと思います。クラブスペックの項目はたくさんありますので、項目ごとにシリーズ化していきます。

今回は重心角度です!
重心角度

重心角度は重心角とも呼ばれ、上図の部分の角度のことを差します。
この重心角度は重心距離と密接な関係になります。
👇重心距離の説明はコチラから


重心角と重心距離はセットで覚えておきましょう♪
重心角度とは、その数値が大きいほど球の掴まりが良く、小さいほど球の掴まりが悪くなります。

正確に計測するには専用の機械が必要ですが、ある程度だったら自分でも計ることができます。 テーブルなどを用意して、テーブルにシャフト部分を乗せます。
この時、ヘッドが宙に浮いた状態にします。 (上の画像がその状態)
その時にソール側からクラブを見た時にフェースの傾き方(フェースが上を向く)が大きいほど重心角が大きいということになります。
ドライバーは 20年前のクラブより重心角が大きくなっています。これは20年でヘッドの大きさが大きくなり、重心距離が長くなって、掴まりが悪くなり、重心角で掴まりをフォローしているからです。
逆にアイアンは重心角の変化は20年前からさほど変わりません、ウッドと比べ、ヘッドの大型化はしていないことが要因に挙げられます。
重心角によるスイングの影響
ゴルフのダウンスイングにおいて、クラブヘッドはネック軸を中心にして、オープンな状態からクローズな状態にターンしていきます。フェースローテーションとも言います。
ヘッドが反時計回りにターンするということです。ハーフウェイダウン(ダウンスウィングでシャフトが水平になるタイミング)からインパクトにかけて、フェースは約 90°ターンする必要があります。 ヘッドの重心はシャフトの延長線上に来ようとするので、重心角が大きいほど、ヘッドには左にターンしようとする力が強く働きます。

自分でフェースローテーションしなければいけない角度 = 90°- 重心角度ということです。
要は、重心角が大きいほどオートマチックにヘッドが左へターンして、重心角が小さいほど自分でヘッドをターンさせなくてはいけなくなります。(マニュアル)
スイング中にフェースのローテーションが少ない人や振り遅れる人が重心角の小さいクラブで打つと、スライスしたり右に打ち出したりということになりやすくなります。
球を絶対に掴まえたい!という人は重心距離が短く、重心角が大きいクラブを選択すると右へのミスが軽減されやすいです。
また球の掴まりを抑えたいという人は重心距離が長く、重心角の小さいクラブを選択すると左へのミスが軽減されやすいです。
ちなみに重心角が大きいクラブの代表例はプロギアのエッグシリーズです。

重心角の影響で掴まりやすく、重心深度の影響でミスショットに強くなっているモデルです♪
アイアンの番手別の重心角の影響

アイアンでは、ロングアイアンが難しかったり、右にいく人が多いと思いますが、これはロフト角やシャフトの長さだけではなく、重心角が大きく影響しています。実はショーアイアンは重心角が大きく、ロングアイアンは重心角が小さいため、ロングアイアンの球の掴まりが悪くなっています。このことを意識してロングアイアンを使ったほうが良いでしょう。
そしてアイアンに関して言えば重心角度とフェースプログレッション(FP値)にも深く関係しています。

まとめ
重心角と重心距離は密接な関係になりますので、先述の通り、セットで覚えておくとよいでしょう。特に球の掴まりを重視してクラブ選びをする場合は、重要な数値になるので、しっかり吟味するようにしましょう。
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